―中学3年生の皆さんへ―
中学も早や最終学年ですね。 ここまでずいぶん速かったのではないでしょうか。
高校入試がもう目の前ですね。 皆さんはこの学年で、初めての大きな人生の選択に直面することになるわけですね。
志望校のある人はそこに向けて最後まで、最善を尽くしてほしいと思いますが、
志望校がちょっと難しそうだと、ついつい楽な高校を選択したくなったり、「そんなに勉強しなくても受かりそうだ、適当な勉強をすればいい」などと考えたりもします。
大学入試、就職試験、昇進試験など、皆さんはこの後も人生を左右しかねない大きな試験を幾つか経験することになりますが、高校入試での対応の仕方がその後の試験での対応の仕方になる傾向がある、と言われています。
つまり、高校入試で楽な選択をした人は、その後の試験でも楽なほうを選ぶ傾向にあり、高校入試で
志望校への合格を目指し努力をした人は、その後の試験でも努力をして挑戦する道を選ぶ傾向にある
と言われているのです。 高校入試と、大学入試での生徒さんの対応の仕方を考えるとと、やはりそのような傾向が見られる、と私は思います。
ですから皆さんは高校入試を安易に考えず、志望校があればその学校を目指し、最後まで努力をしてほしいと思います。 又そんなに勉強をしなくても受かりそうな高校を受験する場合でも、一生懸命勉強をして試験に挑んでほしいと思います。 「試験のために必死に勉強をした」という経験が次の試験でも一生懸命に努力をする、という姿勢をつくります。 「合格」、「不合格」もとても大切な結果ですが、「なにかに向けて必死
で努力をした」という経験を持つか持たないかも、今後の人生を左右する大きな結果になると思うのです。